*展示替えのため休館 4月7日(月)-4月19日(土)
加守田章二と益子の焼締陶
江戸時代末期に始まった益子焼は、施釉陶器の歴史が築かれてきました。加守田章二は1958年、益子の塚本製陶所の研究生となり、翌年独立します。1966年には半倒炎式角窯を築き、炻器、曲線彫文、彩陶と、土のテクスチャーを生かした新しいスタイルの作品を次々と発表していきました。こうした加守田作品に傾倒し、施釉を行わない土肌を見せる作風が益子で一世を風靡します。本展では一ジャンルとして形成された、加守田章二に連なる益子の焼締陶を紹介します。
<2階展示室 スポットライト> ロンドン ヴァンガードコートの陶芸家たち
*展示替えのため休館 7月14(月)-7月26日(土)
硝子と陶の詩人 扇田克也・宮澤章
扇田克也(1957-)は石川県を拠点として「鋳玻璃」と名付けた鋳造硝子技法で制作する造形家です。家や自然の風景などの日常的な景色を象り、「内側に溜る光」を意識した、硝子という透ける素材がなし得る造形を制作しています。宮澤章 (1950-)は益子を拠点に活動する陶芸家で、塔や俑(よう)を手びねりで成形し、手の跡など制作の過程を残す「積化象嵌」と名付けた手法で、土本来が持つ柔らかな肌を追求しています。それぞれの素材本来の魅力が引き出された、温かく詩情あふれる二人の作品をご覧ください。
*展示替えのため休館 9月22(月)-10月4日(土)
松崎健 ―窯艶 健の陶表現―
松崎健(1950-)は東京に生まれました。玉川大学芸術学科では陶芸を専攻し、卒業後は益子の島岡達三に師事します。1977年に益子に築窯し独立後は、それまでの作風から離れ独自の作風を求め模索し、現在まで作陶に励んでいます。織部、志埜、黄瀬戸といった茶陶を多く制作する松崎は、窯変によって作品に生まれる表情を大切にしています。薪窯やガス窯を自在に扱い、うつわを彩る窯変や薪窯だからこそ誕生する灰被、そして新たな試みとして手がけた紫志野といった作品を紹介します。
<2階展示室 スポットライト> 宇佐美朱理 記憶された想い
色彩と形が生み出す感覚的な陶芸を紹介いたします。
<笹島喜平館>日本拓版画会展2025
日本拓版画会のメンバーによる拓刷木版画の世界を紹介します。
*空調工事のため休館 1月13日(火)-3月7(土)
金重有邦 土のコトダマ
金重有邦(1950-)は備前を拠点に作陶する陶芸家です。武蔵野美術大学彫刻科で学んだ後、父・素山のもとで本格的に陶芸を始めました。これまでジャンルを超えて様々な陶芸作品を制作してきましたが、現在は「田土」と呼ばれるきめ細やかな備前の土を用いた制作に集中しています。備前の風土と対話することで生み出された作品の数々をご覧ください。
<2階展示室 スポットライト> 戸田浩二
静謐で凛とした焼締陶、戸田浩二の世界を紹介します。
*展覧会名およびスケジュールは変更になる場合があります。