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遺跡広場

御城山遺跡(みじょうやまいせき)

御城山遺跡

陶芸メッセ・益子/益子陶芸美術館のほぼ中央に位置する中世城跡です。

所在地 益子町大字益子字御城
調査原因 「陶芸メッセ・益子」建設
調査主体者 益子町教育委員会
調査年度 平成元~3年(1989~91)
時代・種別 中世城館跡および奈良平安時代の集落跡
調査の概要 本遺跡は高館山から北西に延びる尾根の先端で、益子氏の居城のひとつとされている。丘陵上は本郭を中心に東西南北に郭を配し、各郭の間を堀や堀切・土塁などで仕切っていた。本郭跡からは中世の掘立柱建物跡が11棟と井戸跡1基、南郭からは掘立柱建物跡4棟と井戸跡6基、東・西郭からは堀立柱建物跡が1棟ずつ発見された。最大の掘立柱建物跡は桁行7間(14.1m)×梁間4間(8.6m)に、東に5間南東部に2間西南部に3間のそれぞれ半間の庇をもっている。中世の出土遺物としては、瀬戸焼陶片、擂鉢、かわらけ片のほか、中国明時代の染付磁器片、鉄器片などである。