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企画展

開館30周年記念 ジュリアン・ステアと加守田章二―
“うつわ”の必然性―

2024年1月20日(土)-4月7日(日)

主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
後援:ブリティッシュ・カウンシル、下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木、真岡新聞社

開催期間 2024年1月20日(土)-4月7日(日)
休館日 月曜(祝休日の場合は翌日)
開館時間 9:30-16:00、2月~:9:30-17:00(入館は閉館30分前まで)
入館料 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) 
*( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明)

ご利用案内アクセス


ジュリアン・ステア(1955~)はイギリス・ブリストル生まれの現代イギリスを代表する陶芸家です。 1974年にカンバーウェル・スクール・オブ・アートで陶芸を学び、1978年からはロイヤル・カレッジ・オブ・アート (RCA)にて陶芸を学びました。
日本の近代陶芸の寵児として知られる加守田章二(1933-1983)は、大阪府岸和田市生まれで1952年 に京都市立美術大学工芸科陶磁器専攻に入学し、陶芸を学びました。この二人の陶芸家の共通点として、“うつわ”を作り続けていることが挙げられます。本展では、ジュリアン・ステア25点、加守田章二25点、合計50点の作品を通して二人の作家の作る“うつわ”の必然性を探っていきます。
また、益子国際工芸交流事業では本展会期中にジュリアン・ステアを招聘し滞在制作を行います。さらにこの間に制作された作品を当館敷地内、旧濱田庄司邸にて展観します。作家であると同時に濱田庄司の研究者でもあるジュリアン・ステアが、旧濱田庄司邸という空間との融合を意識して制作する作品展示を是非お楽しみください。

 
加守田章二《 曲線彫文花瓶 》 1970年 益子陶芸美術館 加守田章二《 壺型彩陶 》 1971年 益子陶芸美術館
加守田章二《 壺 》 1975年 益子陶芸美術館 加守田章二《 紫面鉢 》 1968年
ジュリアン・ステア《 鉢1 》 1986年
ジュリアン・ステア《 身体型壺 》 2023年 ジュリアン・ステア《 ふたつの平行四辺形 》 1976年
ジュリアン・ステア《 台座に置かれた5つのティーポットとキャディー 》 2013年 益子陶芸美術館

益子交際工芸交流事業/アーティスト・イン・レジデンス in 益子 2024
ジュリアン・ステア氏 滞在関連イベント

展覧会会期中ジュリアン・ステア氏が滞在制作を行います。

クロストーク

テーマ: 「Why I make Vessels −うつわについて他者の視点を通して考える−」
日時: 2024年1月27日(土)
13:00~16:00
場所: 益子国際工芸交流館(陶芸メッセ・益子内)
モデレーター: 稲賀繁美氏(京都精華大学教授)
スピーカー: ジュリアン・ステア氏(陶芸家・イギリス)・近藤高弘氏(陶芸家・京都)
参加費: 無料
定員: 30名程度(席に限りがありますのでご希望の方はご連絡ください)
※通訳あり

オープンスタジオ

日時: 2024年2月1日(木)、11(日・祝)、3月2日(土)
13:30〜15:30
場所: 益子国際工芸交流館(陶芸メッセ・益子内)

ワークショップ

日時: 2024年2月18日(日)
13:30〜15:30
場所: 益子国際工芸交流館(陶芸メッセ・益子内)
参加費: 無料

成果展示

日時: 2024年3月16日(土)〜4月7日(日)
9:30〜17:00
場所: 旧濱田庄司邸(陶芸メッセ・益子内)

同時開催の企画展示

スポットライト益子 茶碗考

2024年1月17日(水)

場所:益子陶芸美術館2階展示室

日常の食卓に供する陶器を作っていた益子焼には、抹茶碗は基本的に作られていませんでした。1930年に濱田庄司が益子に仕事場を構えて作陶を始めると、少しずつ益子焼にも変化が生まれてきました。
益子の抹茶碗も濱田が嚆矢の一人であったと思われます。戦後まもなく濱田に師事した陶芸家志望の若者も抹茶碗を作り始めました。本展示は濱田から始まる益子の抹茶碗の流れを村田元、木村一郎、田村耕一、島岡達三、濱田晋作、松﨑健の作品によって紹介いたします。


※今後の状況により、展覧会予定に変更が生じる場合がございます。
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