(2025年3月27日更新)
益子国際工芸交流事業とリーチ工房(イギリス)が主催する滞在型の交流プログラムの参加者を募集します。約2ヶ月間、現地のスタンダードウェア製造工房で働く中で、制作方法や工程について学ぶことができます。
滞在場所 | リーチ工房(セントアイヴス/イギリス) |
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滞在期間 | 2026年6月1日(月)~7月31日(金)(予定) |
応募条件 | 益子町在住または在勤の若手陶芸家(※詳細は募集要項をご参照ください) |
募集人数 | 1名 |
応募方法 | 指定の応募用紙に必要事項をご記入の上、作品のイメージ(過去3年以内に制作した作品写真10点)を添えてメールまたは郵送、ご持参ください。 |
応募締切 | 6月30日(月)17:00(必着) ※郵送、持参の場合は6月27日(金)17:00(必着) |
問い合わせ | 益子陶芸美術館 TEL0285-72-7555(火〜土、8:30〜17:00) |
※メールで提出される際に、応募用紙に顔写真が挿入できない場合は、別途添付にてお送り下さい。
濱田庄司がバーナード・リーチとともに、イギリスのセントアイヴスへ渡り窯を築いた1920年。そこから100年以上続く交流を記念し、2022年に初となる派遣型のプログラムが実施されました。第1回目には、榎田 智さん(えのきだ窯)、岩下 宗晶さん(岩下製陶)の2名が公募より選ばれ、リーチ工房での滞在制作を経験しました。
リーチ工房からのメッセージ
1920年にバーナード・リーチと濱田庄司によって設立されて以来、リーチ工房は学びの場であり、100年以上もの間、世界中の人々がセントアイヴスを訪れ、工芸の実践と知識の共有を図ってきました。私にとって、これは私たちのレガシーの最も重要な部分であり、スタジオ・ポタリーを国際的に成長し進化し続ける持続的な芸術運動とする原動力のひとつです。この交流プログラムが、新しい世代の陶芸家たちにとって、リーチと濱田との歴史的なコラボレーションの意義を再び呼び起こすものとなることを心から願っています。
ルロフ・ウィス(リーチ工房・作陶主任)
Message from the Leach Pottery
Since its founding in 1920 by Bernard Leach and Hamada Shoji the Leach Pottery has been a place of learning and for over a century. People from all over the world travel to St Ives to practice and share knowledge of the craft. For me, this is one the most important parts of our legacy and a driving force in making studio pottery an enduring artistic movement that continues to grow and evolve internationally. It is my sincere hope that this exchange programme will re-kindle the significance of the historic collaboration between Leach and Hamada for a new generation of potters.
Roelof Uys(Lead Potter)
前回プログラム参加者からのメッセージ
リーチ工房研修プログラムに応募した2020年にはまさかこんな未来が待っているとは思ってもいませんでした。セントアイヴス滞在中ジェレミー・リーチさんにお会い出来たり、良い仲間に恵まれてたくさんの素晴らしい出会いがありました。帰国後も引き続き民藝好きなお客様や「広報で見たよ」と地元の方まで、ほんとに多くの方々にお声をかけてもらい、今もなお文字通りぼくの“世界”はどんどん広がっています。こんなに嬉しいことは他にあるでしょうか。Thank you for your kindness!!
榎田 智(えのきだ窯)
セントアイヴスでの2か月間は、挑戦の連続でした。リーチ工房で学んだスタンダードウェアの技術は、私の陶芸の枠を広げ、新たな作品づくりへの道を示してくれました。慣れない環境での生活は不安もあると思いますが、現地の人々との交流を通し、深い友情を築くことができました。今でも仲間たちに会いたいと思うほど、その時間は私の人生の宝物です。技術だけでなく友情と人としての成長をもたらしてくれる絶好のチャンスです!
岩下宗晶(岩下製陶)
日時: | 2025年4月12日(土) 14:00~16:00 |
場所: | 益子国際工芸交流館 |
登壇者 | 第1部:濱田友緒(濱田窯代表・濱田庄司記念益子参考館館長)「益子とセントアイヴスの繋がり」 第2部:榎田智(えのきだ窯)、岩下宗晶(岩下製陶)「リーチ工房に滞在した経験について」 |
日時: | 2025年5月11日(日) 18:00~19:30 |
場所: | 益子国際工芸交流館 |
登壇者 | マシュー・タイアス(リーチ工房学芸員・副館長)「リーチ工房の歴史と交流プログラムについて」 ※通訳あり |
※いずれも無料、予約不要。
※トーク終了後に応募説明会を行います。その後30分間は、応募に関する相談や質問を個別にお受けいたします。
美術館スタッフより回答可能なものについてはお答えいたしますので、お気軽にお声がけください。
※リーチ工房交流プログラム 2026への応募を検討されている方のほか、トークに関心のある方はどなたでも参加いただけます。