主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
後援:下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木
開催期間 | 2019年10月13日(日)-2020年1月13日(月・祝) |
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休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、11月6日、12月25日―1月1日 *秋の陶器市期間中(11月1日―5日)は無休 |
開館時間 | [10月]午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) [11月~1月]午前9時30分~午後4時(入館は午後3時30分まで) |
入館料 | 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) *( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明) |
戦後の現代陶芸史には、土の物質性や始原性を美の拠り所とした抽象造形がしばしば登場します。いわゆる無釉の焼締陶に限らず、成形や着色の技術を駆使し、創作的な表現として土の姿を提示する作家の動向は、窯業地の括りや特定の様式という観点では捉えきれないものがあります。しかしたしかにこの系譜は脈々と存在し、21世紀に入り、いわゆるプリミティヴィズムの延長上に位置しながらもより現代的な動機に基づいて土の真性と向き合う、その営みそのものを作品のアイデンティティとする作家たちの活躍が続いています。本展では、独自のアプローチにより土の形象を追求する現代作家9名、井口大輔、泉田之也、黒川徹、五味謙二、戸田浩二、美崎光邦、三原研、宮澤章、ジェニファー・リーの表現に焦点を当てます。共通して浮かび上がる「記憶」というキーワードとともに、各々の作風から見える言葉-技の修練、幾何学性、古との対話、器形性、反復と選択、詩情など-を手がかりに、土で表現することの今日的意義を見つめます。
井口 大輔 Iguchi Daisuke 《黒銹陶銀彩壺》2017年 |
泉田 之也 Izumita Yukiya 《積層》2019年 |
黒川 徹 Kurokawa Toru 《深層Ⅲ》 2018年 |
五味 謙二 Gomi Kenji 《shi-tou「シサ」》2019年 |
戸田 浩二 Toda Koji 《Sphere》2017年 |
美崎 光邦 Misaki Mitsukuni 《藍彩器》2019年 |
三原 研 Mihara Ken 《鼓動》2011年 |
宮澤 章 Miyazawa Akira 《積化象嵌花生》2019年 |
ジェニファー・リー Jennifer Lee 《斑点のオリーブ色の壺》2015年 |
滞在期間:2019年10月6日(日)-11月17日(日)
益子の原料を用いた作品制作のほか、作家による講演会や実演ワークショップ等を実施します。
益子国際工芸交流事業 | Mashiko Museum Residency Program
2019年10月13日(日)午後2時〜 三原 研 ※終了いたしました
2019年11月17日(日)午後2時〜 黒川 徹、五味 謙二 ※終了いたしました
2019年12月 8日(日)午後2時〜 井口 大輔、戸田 浩二 ※終了いたしました
2020年 1月12日(日)午後2時〜 宮澤 章 ※終了いたしました
場所:益子陶芸美術館展示室
*予約不要・要観覧券
テーマ「須恵器について」
現代陶芸にも大きな影響を与えている古代の器物「須恵器」とは何か、製法や造形の特徴を解説します。
講師:津野 仁(公益財団法人とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センター副主幹兼整理課長)
日時:2019年11月23日(土・祝)午後1時30分〜 ※終了いたしました
*事前予約制です。お電話にてお申込みください。電話:0285-72-7555(定員40名に達し次第締切)
【Thematic Exhibition】Kamoda Shoji: 1967-1970
場所:益子陶芸美術館2階展示室
*「土と抽象」展観覧券共通