From Ditchling to Mashiko : The Vision of Artists’ Colonies
主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
後援:下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木、NHK宇都宮放送局
平成27年度 文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業
開催期間 | 2015年9月13日(日)-9月28日(月) |
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休館日 | 会期中無休 |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
入場料 | 無料 |
濱田庄司は1920(大正9)年から3年間の英国滞在中に、ロンドンの南約100kmに位置するディッチリングという村を何度か訪ねています。そこはアーツ&クラフツ運動の残像を色濃く残したアーティスト・コロニーだったのです。濱田はセント・アイヴスでの暮らしの中で知り合ったドレオリン・ポドモア夫人が着用している魅力的な服地に興味を持ち、それがディッチリングに住むエセル・メーレが染織している服地であると知り、エセルに会いに出掛けたのです。エセルの工房では揃いのスリップウエアーで食事のもてなしを受け、上質な生活にも感嘆しました。また版画家のエリック・ギルと知り合い、特にその暮しぶりに共感したのでした。
日本に戻った濱田は益子を仕事場と定めると、1940(昭和15)年頃に益子で民藝運動を背景に、益子に根付いている工人たちを集めて、それらの技術を工芸的なものへ昇華しようと考えたのです。しかしながら第二次世界大戦を迎え、その夢を断念しましたが、濱田の心の底には戦後も工芸村構想は生き続けたようです。本展示は濱田の工芸村構想の一つの源泉となったディッチリングの工芸村と益子工芸村構想を写真と資料によって紹介するものです。
講師:ドナ・スティール氏( ディッチリング・ミュージアム キュレーター )
英国のブライトン美術館(Brighton Museum & Art Gallery)において教育普及や所蔵品、展覧会の解説を担当した後、現在はディッチリング・ミュージアムの学芸員。最近では、ディッチリングのセント・ドミニクプレス(St. Dominic’s Press)で活躍していた木版画家「マリー・デューレイ・ショート(Mary Dudley Short)回顧展」を企画している。
日時:2015年9月19日(土)午後2時~ ※終了いたしました
場所:益子国際工芸交流館(陶芸メッセ・益子内)
*聴講無料、当日先着順