主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
後援:下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木、真岡新聞社、NHK宇都宮放送局
開催期間 | 2024年4月21日(日)-6月16日(日) |
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休館日 | 月曜(祝休日の場合は翌日)ただし春の陶器市期間中の4月30日(火)は開館 |
開館時間 | 9:30-17:00(入館は閉館30分前まで) |
入館料 | 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) *( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明) 県民の日【6月15日(土)】はすべての方が入館無料となります。 |
森羅万象の美を竹工芸へ映し出す詩情豊かな作風で知られ、昨年1月に惜しまれながら逝去した栃木県大田原市の竹工芸家、勝城蒼鳳の個展を開催します。
勝城は1934年栃木県高林村箕輪(現・那須塩原市)に生まれました。15歳から竹細工の技法を学び、1965年から八木澤啓造に師事します。 2年間の修行ののち八木澤から「蒼鳳」の名を授けられると、1968年より竹細工から竹工芸の道を志すようになります。
さらに八木澤が竹工芸の指導でフィリピンに渡っていた5年間は、斎藤文石に指導を受けています。 第30回日本伝統工芸展で都知事賞、第44回同展でNHK会長賞を受賞するなど数々の受賞を重ね、2005年には重要無形文化財「竹工芸」保持者に認定されました。
勝城は自らが目にした自然の景色を自由自在に竹で表現します。 竹は絵画のような具象表現はできませんが、ひとたび勝城作品に対面すれば、まるで眼前にその情景が広がっていくかのような感覚を得ることでしょう。 半農半工を生涯続け、栃木の大地で育まれた竹を用いてその自然を表現し、勝城が耕した作品の数々をお楽しみください。
《 盛籠 》 1968年 | 《 千筋曲線摺漆花籃「かげろう」》 2003年 大田原市 |
《 篠平伸摺漆花籃「薫風」》 2011年 | 《 盛籃「菊」》 1985年 |
《 根曲竹白雨編花籃「竹林」》 1991年 那須野が原博物館 | 《 柾割交色千筋花籃「瀧」》 1995年 那須野が原博物館 |
《 波千鳥編盛籃「渓流」》 1983年 国立工芸館 | 《 根曲竹摺漆花籃「颯然」》 2016年 国立工芸館 |
《 亀甲形拭漆盛籠 》 神宮美術館 |
場所:益子陶芸美術館2階展示室
石川県で作陶する出和絵理は、光が透けるほど薄くのばした白い磁土を焼成し、放射線状に組み合わせる方法で制作しています。磁器の可能性を探る出和絵理の繊細で光と陰を感じる作品を紹介します。
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