ホーム > 展覧会事業 > 開館30周年記念 1958~ 益子個人陶芸の夜明け

企画展

開館30周年記念 1958~ 益子個人陶芸の夜明け

2023年4月16日(日)-7月17日(月・祝)

主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
後援:下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木、真岡新聞社

開催期間 2023年4月16日(日)-7月17日(月・祝)
休館日 月曜(祝休日の場合は翌日)、5⽉9⽇(⽕)
*5⽉1⽇(⽉)は開館
開館時間 12-1月 9:30-16:00(最終入館は15:30まで)
2-4月 9:30-17:00(最終入館は16:30まで)
入館料 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) 
*( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明)
県民の日[ 6⽉15⽇(木)]は全ての方が入館無料となります。

ご利用案内アクセス


昭和30年代に⼊ると益⼦には陶芸を志す若者が数多く訪れるようになります。同じ頃、益⼦の塚本製陶所(現、株式会社つかもと)では研究⽣制度が発⾜しました。⽇中は従業員と同じ勤務につき、終業後夜10時までは⼯場でろくろの勉強ができたというこの制度は、1993(平成5)年まで続き100名を超える研究⽣が学びました。そのうちのひとりに加守⽥章⼆がいます。茨城県の⽇⽴製作所派遣研修⽣であった加守⽥は、1958(昭和33)年、益⼦に移り研究⽣となりました。

本展では1958(昭和33)年から70(昭和45)年頃に研究⽣として益⼦に⼊った、加守⽥章⼆、⽩⽯嶈、瀬⼾浩、廣崎裕哉、武⽥敏男、菊池昭、鈴木量、ゲルト・クナッパー、松村仁団望、伊藤信らと、同時期に益⼦で作陶をはじめた⼩滝悦郎、松原直之、安⽥猛、⼤宮司崇⼈、吉川⽔城、⻑倉翠⼦、肥沼美智雄、髙内秀剛、成良仁らを紹介します。濱⽥庄司が築いてきたそれまでの益⼦とは異なる、独⾃の作⾵を追求し、益⼦の⼀時代をなした陶芸家たちの作品をお楽しみください。

   
加守⽥章⼆ 《 曲線彫⽂壺 》 1970年 益子陶芸美術館蔵 廣崎裕哉《 ⽛⽩磁瓶⼦⿃⽂花⽣ 》 2009年 益子陶芸美術館蔵
⼩滝悦郎 《 細線⽂花⼊ 》 益子陶芸美術館蔵 松原直之 《 ⿊陶 ⼭翡翠 》 2005年 益子陶芸美術館蔵
瀬⼾浩 《 ⾦銀絵付壺 》 1985年 益子陶芸美術館蔵 ⼤宮司崇⼈ 《 焼締⽫ 》 益子陶芸美術館蔵
菊池昭 《 塩釉花⽣ 》 1988年 益子陶芸美術館蔵 ⻑倉翠⼦ 《 瓔 》 1985年 益子陶芸美術館蔵
髙内秀剛 《 織部⼿桶 》 益子陶芸美術館蔵 伊藤信 《 象嵌壺 》 益子陶芸美術館蔵

同時開催の企画展示 スポットライト「―窯変を求めて― 峯岸勢晃」

2023年4月16日(日)-7月17日(⽉・祝)

場所:益子陶芸美術館2階展示室

栃木県では益子を中心に焼物が盛んに作られていますが、那須塩原市には青瓷の制作に励んだ峯岸勢晃がいました。峯岸の青瓷は翠瓷、米色青瓷、粉青瓷と様々ですが、近年は窯変米色瓷に挑戦していました。本展示では峯岸の青瓷19点によってその魅力を紹介します。


※今後の状況により、展覧会予定に変更が生じる場合がございます。
最新情報は、当館ホームページFacebookTwitterInstagram等でご確認ください。