主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
開催期間 | 2022年6月28日(火)-8月7日(日) |
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休館日 | 月曜日(祝休日の場合は翌日) |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は閉館30分前まで) |
入館料 | 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) *( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明) |
1993年に開館して以降、当館では濱田庄司、島岡達三、加守田章二、バーナード・リーチをはじめとした、益子にゆかりのある国内外の優れた作家や、近現代陶芸の分野で活躍し、新たな動向を担う作家による作品を収集してきました。来年30周年を迎える当館のコレクションは、陶磁器作品3000点以上にのぼります。昨年度は、濱田庄司、加守田章二、バーナード・リーチ作品と、近藤悠三、フィル・ロジャース、大宮司崇人、黒田泰蔵の作品、さらに現在活躍する作家の作品を収蔵しました。
近藤悠三は京都市陶磁器試験場時代に濱田にロクロの手ほどきをした作家で、ロクロの名手として知られ、1977年重要無形文化財保持者となりました。フィル・ロジャースは、濱田に私淑したイギリスの作家で、濱田作品を収集、研究し、その成果は作品に表れています。益子では1970年頃から、加守田章二を端緒として土味を生かした造形が一世を風靡しました。大宮司崇人はその頃の作家で、主に焼締による作品を展開しています。黒田泰蔵は、若かりし頃に島岡達三のもとで学び、島岡の精神性を受け継ぎつつ、白磁を自らの表現素材として選択し、ロクロによる稜線を生かした作品へと結実させました。
さらに、現在進行形で日本の陶芸界を形作る作家たち、近藤高弘、泉田之也、五味謙二、戸田浩二、美崎光邦による作品を展覧します。
近代の巨匠から今を時めく作家に至るまで、魅力的な作品の数々をぜひご堪能ください。
近藤悠三《柘榴染付壺》 益子陶芸美術館 | 濱田庄司《白釉紋打鉄絵角皿》 益子陶芸美術館 |
フィル・ロジャース《扁壺》 益子陶芸美術館 | 加守田章二《面取花瓶》 1958年 益子陶芸美術館 |
黒田泰蔵《壺》 2020年 益子陶芸美術館 | 近藤高弘《白磁 大壺》 2018年 益子陶芸美術館 |
美崎光邦《彩泥扁壺》 2021年 益子陶芸美術館 | 戸田浩二《瓶子》 2021年 益子陶芸美術館 |
泉田之也《丘》 2017年 益子陶芸美術館 | 五味謙二《彩土器》 2021年 益子陶芸美術館 |
リーチ・ポタリー初期作品や松林靏之助がリーチ・ポタリーで制作した作品、またケネス・クイックによる益子での作品など、これまであまり紹介されることのなかったリーチ・ポタリーを取り巻く作家の作品を展示します。
※今後の状況により、展覧会予定に変更が生じる場合がございます。最新情報は、当館ホームページ・Facebook・Twitter 等でご確認ください。