主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
後援:下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木、真岡新聞社
開催期間 | 2022年4月16日(土)-6月19日(日) |
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休館日 | 月曜日(祝休日の場合は翌日)、春の陶器市開催時は5月2日開館、10日休館 |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は閉館30分前まで) |
入館料 | 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) *( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明) |
肥沼美智雄は1936年東京都に生まれ、1969年益子町に「一黙窯」を築きました。以降、益子を拠点として数々の作品を世に生み出してきましたが、2020年8月に84歳の生涯を閉じました。中国古代の青銅器や埴輪を想起させる堅牢な形体に、黒々とした古銅のような肌を持つ作品群。肥沼の作品は、さまざまな要素を連想させると同時に、他にはない未知の造形で鑑賞者の目を愉しませてくれます。
益子は江戸末期より施釉陶の歴史を築いてきました。その一方で1970年頃から、加守田章二に傾倒し、土味を生かした造形表現を探求する気風が生まれました。肥沼もまた加守田章二に憧れ、益子で陶芸を始めた一人であり、作陶開始当初より次々と新たな作品を展開していきました。ロクロで成形するというある種の枷にとらわれない制作手法は、造形表現の可能性を拡げることとなったのでしょう。
本展では肥沼作品を中心として、同時代に益子で作陶した作家による作品とあわせて約60点を紹介します。
出品作家(敬称略):肥沼美智雄、加守田章二、瀬戸浩、小滝悦郎、大宮司崇人、菊池昭、伊藤信、宮澤章
肥沼 美智雄《彫文壺》 1980年頃 益子陶芸美術館 | 肥沼 美智雄《壺》 1973年頃 益子陶芸美術館 |
肥沼 美智雄《花器》 1978年頃 益子陶芸美術館 | |
肥沼 美智雄《壺》 1981年 益子陶芸美術館 | 肥沼 美智雄 《刻文花生》 1979年頃 益子陶芸美術館 |
肥沼美智雄 《兜》 2008年頃 益子陶芸美術館 |
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