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企画展

黒田泰蔵 白磁の道

2021年8月31日(火)-10月3日(日)

主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館

開催期間 2021年8月31日(火)-10月3日(日)
休館日 月曜日(祝休日の場合は翌日)
開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は閉館30分前まで)
入館料 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) 
*( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明)

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純粋な造形へと昇華した白磁の表現で世界的に活躍し、今年4月に惜しまれながら逝去した黒田泰蔵の個展を開催します。

黒田は1946年滋賀県に生まれ、20歳の頃に渡仏。 パリ滞在中、島岡達三との出会いがきっかけで作陶の道に進みます。1970年代はカナダを制作拠点としますが、一時帰国した際には益子の島岡のもとでやきものを学び、濱田庄司とも出会いました。益子での経験は、その後の黒田の精神に深く息づいていきます。帰国後、1991年に静岡県伊東市にアトリエを構え、45歳の頃より「轆轤成形・うつわ・単色」を制作のテーマと決め、代表作となる無垢の白磁を確立していきました。

本展では、代表的な白磁作品とともに旧作をあわせ、約100点を通じて黒田泰蔵の軌跡をたどります。益子で制作したとされる陶器をはじめ、色絵磁器や陶人形など、白磁より以前に手がけていた作品は、今となってはとても稀少なものとなりました。量産スタイルを彷彿とさせる前半期の作品から、晩年の抽象化された白磁まで展覧しますと、最初から一貫する黒田のシャープな造形感覚とともに、作家として劇的な変化を遂げていく道程が浮かび上がってきます。本展があらためて、黒田泰蔵の創作の真髄を見つめる機会となりましたら幸いです。

《 刷毛目掻落マグ 》 1970年代
益子陶芸美術館
《 緑釉片口 》 1974年
益子陶芸美術館
《 白磁コーヒーセット 》 2003年頃 《 筒鉢 》 2020年 益子陶芸美術館
《 壺 》 2017年 《 割台皿 》 2018年頃

※今後の状況により、展覧会予定に変更が生じる場合がございます。最新情報は、当館ホームページFacebookTwitter 等でご確認ください。