主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
後援:下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木、NHK宇都宮放送局、真岡新聞社
開催期間 | 2020年11月17日(火)-2021年2月28日(日) |
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休館日 | 月曜日(祝休日の場合は翌日)、12月25日(金)〜1月1日(金) |
開館時間 | 午前9時30分~午後4時 [2月は17 :00まで](入館は閉館30分前まで) |
入館料 | 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) *( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明) |
東日本屈指の窯業地「かさましこ」(茨城県笠間市と栃木県益子町)は、窯業や統治者により、歴史的に同じ文化圏を形成してきました。 江戸時代に入り別々の道を歩みますが、18 世紀後半からは再び、県境を越えて、製陶を通じてつながり合った地域です。暮らしに必要な日用品を作り続けていたこの地域では、存続の危機に陥ると時代に合わせた革新に挑み、多様な作風を許容する産地へと変化しました。自由でおおらかな環境が創造する者を惹きつけ、今では 600 名を超える陶芸家が活躍しています。美意識を追求し美しい生活造形を生み出す「かさましこ」は、訪れる人の五感をも刺激し、暮らしに寄り添う独自の陶文化を醸成し続けています。
このたび、益子町が笠間市と共同で申請しました日本遺産「かさましこ~兄弟産地が紡ぐ"焼き物語"~」が令和2年6月19日に認定となりました。平成30年の「明治貴族が描いた未来~那須野が原開拓浪漫譚~」・「地下迷宮の秘密を探る旅~大谷石文化が息づくまち宇都宮~」に続き、県内では4件目の認定となります。今回の認定を記念し、本展では当館のコレクションを通じて、20世紀後半以降に益子を拠点とした個人作家の系譜を辿ります。益子の自由な気風を求めて各地から集まり、多種多様に作風を開花させ、一時代を築いた作家、濱田庄司、島岡達三、加守田章二、木村一郎、合田好道、小滝悦郎、佐久間藤太郎、瀬戸浩、高内秀剛、田村耕一、長倉翠子、濱田晋作、廣崎裕哉、村田元、吉川水城らの陶業を中心に紹介します。
濱田庄司 《塩釉色差水指》 |
島岡達三 《地釉象嵌草花文壺》 1996年 |
木村一郎 《辰砂絵角壺》 1977年 |
加守田章二 《壺》 1979年 |
小滝悦郎 《線条文花生》 |
廣崎裕哉 《牙白瓷瓶子》 2001年 |
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