主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館、NHK宇都宮放送局、NHKプロモーション
制作協力:NHKエンタープライズ中部
開催期間 | 2020年4月12日(日)-6月14日(日) |
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休館日 | 月曜日(5月4日は開館)、5月7日 |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
入館料 | 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) *( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明) |
日本の陶芸の発展に多大な功績を残した小森忍(1889-1962)、河井寬次郎(1890-1966)、濱田庄司(1894-1978)は、近代日本の陶磁器研究の拠点であった京都市陶磁器試験場で、日々釉薬等の研究に心血を注いでいきます。ここでの経験は、三人の制作の基礎となり、それぞれの陶芸の確立に大きく影響していきます。
以後、この三人は、置かれた境遇の違いにより、花開く時期、活躍するステージは異なりますが、常に刺激し合いながら、各々新しい表現への挑戦を重ね、その個性を磨いていきます。そして、現代の人をも魅了してやまない作品が多く生み出されました。
本展は、“陶磁器界の三天才”とも称されたそれぞれが追い求めた美の形、その個性と表現方法を制作年順に沿って紹介します。同時代を生き、生涯にわたり交友を持ち続けた三人の作品を通して、三人が確立した独自の陶芸の世界をご覧いただければと思います。
小森忍《青磁魚文手付水注》 瀬戸蔵ミュージアム蔵 |
小森忍《磁州窯手珈琲碗セット》 |
小森忍《瑠璃宝玉釉直口瓶》 | 河井寬次郎《辰砂金魚》 河井寬次郎記念館蔵 |
河井寬次郎《辰砂刷毛目扁壺》 河井寬次郎記念館蔵 |
河井寬次郎《呉州貼文扁壺》 河井寬次郎記念館蔵 |
濱田庄司《赤絵蓋物》 益子陶芸美術館蔵 |
濱田庄司《糠釉鉄絵扁壺》 益子陶芸美術館蔵 |
濱田庄司《柿釉青十字掛角皿》 |
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、特別ギャラリートークは中止いたします。
日時:2020年5月17日(日) 午後1時~
場所:益子陶芸美術館展示室内
兼平 一志(江別市セラミックアートセンター長)、鷺 珠江(河井寬次郎記念館学芸員)、横堀 聡(益子陶芸美術館学芸員)。3名の学芸員による同時トークによって陶磁器界の三天才をあらためて見つめ直します。
*予約不要・要観覧券