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企画展

The 備前 ―土と炎から生まれる造形美―

2019年5月14日(火)-6月30日(日)

主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館、NHK宇都宮放送局、NHKプロモーション
制作協力:NHKプラネット中部
後援:下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木

開催期間 2019年5月14日(火)-6月30日(日)
休館日 月曜日
開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) 
*( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明)

ご利用案内アクセス


岡山県備前市伊部地域を中心に作られているやきもの〈備前焼)は、釉薬を施さない土と炎の造形から生まれるシンプルで原始的なやきものとして、古くから日本人に愛されてきました。「窯変」「緋襷」「牡丹餅」「胡麻」など薪窯での焼成から生まれる作品の表情は、他のやきものにはない魅力です。 本展では、桃山時代に茶人・数寄者の間で栄えた古備前の名品から、その古備前に魅せられ作陶に取り組んだ近代の巨匠、また先達から受け継いだ技術を活かしながら多彩な表現により現代備前の可能性を追求する現役作家まで、重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品も交えて総計約150点を展覧します。 関東では触れる機会が希少な備前焼が一堂に会します。 日本を代表する焼締陶の魅力をあらためて感じていただければ幸いです。

内容構成

1章 源流としての備前焼 -茶の湯のうつわを中心に-
2章 近代の陶芸家と備前焼 -写しと創作-

出品作家:金重陶陽 (1896-1967)、藤原 啓 (1899-1983)、山本陶秀 (1906-1994)、金重素山 (1909-1995)、藤原 雄 (1932-2001)、伊勢﨑満 (1934-2011) 

3章 現代の備前焼 -表現と可能性-

出品作家:伊勢﨑淳 (1936- )、森 陶岳 (1937- )、島村 光 (1942- )、金重晃介 (1943- ) 、隠﨑隆一 (1950- )、金重有邦 (1950- )、伊勢﨑創 (1968- )、矢部俊一 (1968- )、伊勢﨑晃一朗 (1974- ) 

《矢筈口耳付水指》 桃山時代 《三角花入》 桃山時代
金重陶陽《青備前諫鼓鳥香炉》1938年 山本陶秀《伊部手花入》1942年
森陶岳《彩文土器》1971年
京都国立近代美術館蔵
金重晃介《聖衣》1994年
岡山県立美術館蔵
伊勢﨑創《四方水指》2018年 矢部俊一《暁月》2015年

ギャラリートーク

2019年5月19日(日) 14時~

※終了いたしました
島村 光氏(出品作家)
唐澤昌宏氏(東京国立近代美術館工芸課長/本展監修)
会場:益子陶芸美術館展示室
*予約不要・参加無料(要観覧券)

2019年5月26日(日) 14時~

※終了いたしました
伊勢﨑 淳氏(出品作家)
会場:益子陶芸美術館展示室
*予約不要・参加無料(要観覧券)

2019年6月9日(日) 14時30分~

※終了いたしました
金重有邦氏(出品作家)
会場:益子陶芸美術館展示室
*予約不要・参加無料(要観覧券)