主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
後援:下野新聞社、栃木放送、とちぎテレビ、エフエム栃木、とちぎ朝日、栃木県民藝協会
協力:益子町地域間交流協会
ましこ国際工芸交流事業
開催期間 | 2016年10月30日(日)-2017年1月29日(日) |
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休館日 | 月曜日、11月8日(火)、12月25日(日)〜2017年1月2日(月)、1月10日(火) (11月7日(月)、1月9日(月)は開館) |
開館時間 | [10月]午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) [11月~1月]午前9時30分~午後4時(入館は午後3時30分まで) |
入館料 | 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) *( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明) |
江戸時代寛政年間(1789-1801)から200年以上続く益子の紺屋を継いだ日下田正(1939-)は、東京で染織作家・柳悦孝(1911-2003)の内弟子として織を学んでいた時にエセル・メーレの著書『A Book on Vegetable Dyes』と出合い、この本をバイブルに染織に励んできました。英国手織の母と呼ばれていたメーレ夫人が暮らしていた工芸村ディッチリングは、奇しくも1921年に濱田庄司が訪れ、メーレ夫人宅でE.B.フィッシュリー作のスリップウエアーで食事を堪能し、イギリスの伝統的なテーブルウエアーの魅力を知ったところでもあり、濱田が益子における工芸村構想を思いつく動機となった町です。日下田はこのような史実を知り、ディッチリングに数回通ううちに英国との運命的な絆を強く感じるに至りました。
日下田の染織は天然染料と綿素材にこだわり、半生をかけて天然藍による染めと茶色の綿花を結実するブラウン・コットンの栽培に取り組んできました。茶綿はその年の気候に影響されて色味が毎年のように変化するといわれます。綿花は栽培される土地の影響を受けて固有の性質を持って育ち、益子ならではの染織作品が生まれます。「エセルに誘われて 日下田正とエセル・メーレ」展では都会の雅な織物ではなく、益子の風土を深く滲ませた日下田正の染織作品約60 点を紹介します。
『A BOOK ON VEGETABLE DYES BY ETHEL M. MAIRET』 Third Edition 1916年頃 |
《紺地浮まじり糸木綿飾布》2010 年 |
《藍と矢車四枚吉野帯》1997年 | 《自家栽培茶綿地組織織飾布》2012年 |
《茶綿地藍絞ストール》2011年 | 《三浦絞藍木綿浴衣地》2006 年 |
《麻混レーヨン地藍絞ストール》2013 年 | 日下田藍染工房干場 |
《エセル・メーレ染織見本帖》 ディッチリング・ミュージアム蔵 |
日下田藍染工房の藍甕 |
日時:2016年11月5日(土)、6日(日) 10時30分~15時 ※終了いたしました
場所:旧濱田庄司邸 (菓子がなくなり次第終了。用意個数:各日100 個)
費用:「日下田正とエセル・メーレ」展の観覧券、図録、茶券のセットで1,500円
*何か藍色の物を身に着けて来た方には特典あり。
日時:2016年12月4 日(日)10時〜 ※終了いたしました
美術館受付集合 → 日下田正による「日下田正とエセル・メーレ」展作品解説 → 各自昼食後 → 13時30分 紺屋日下田藍染工房(美術館から徒歩5分)集合 →工房を見学(解説付)。
*「日下田正とエセル・メーレ」展の観覧券が必要です。
日時:2016年12月11日(日) 10時~15時 ※終了いたしました
益子陶芸美術館内 国際工芸交流館に集合 → 交流館にて藍染の技法についての講義 → 各自昼食後 → 13時 紺屋日下田藍染工房(美術館から徒歩5分)集合 → 藍染体験。
費用:2,000円
定員:20名
*定員に達したため申込みを締め切りました。