主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
後援:下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木、NHK宇都宮放送局
開催期間 | 2016年1月23日(土)-4月10日(日) |
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休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
開館時間 | [1月]午前9時30分~午後4時(入館は午後3時30分まで) [2〜4月]午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
入館料 | 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) *( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明) |
加守田章二(1933~83)は、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)卒業後の1950年代後半、栃木県益子で陶芸家として独立し、60年代にかけて作陶活動を展開しました。この時期に灰釉、飴釉、銀陶、炻器など多種多様に取り組み、後年の代表作を予見させる完成度の高い作品を手がけています。1970年頃からは益子に住居を残しながらも岩手県遠野を新たな制作の拠点とし、毎年のように作風を変えた新作を発表して当時の陶芸界に大きな衝撃を与えました。
本展では、1970年に発表され、加守田章二の名を不動のものにした代表作《曲線彫文》の赤色と黒色の作品を中心に、当館でこれまでに収集してきた加守田章二の作品を初めて一堂に展覧します。さらに、加守田と同世代であり、同時期に益子に入り活躍した瀬戸浩(1941~94)、廣崎裕哉(1933~2012)、小滝悦郎(1933~97)にも焦点を当て、個人コレクションを加えた総計約60点をご紹介します。
異才の陶芸家・加守田章二の魅力とともに、益子で開花した現代陶芸のエネルギーを感じていただければ幸いです。
加守田章二《曲線文壺》1970年 Shoji Kamoda “Pot, carved wave pattern”, 1970 |
加守田章二《曲線彫文花瓶》1970年 Shoji Kamoda “Vase, carved wave pattern”, 1970 |
加守田章二《灰釉壺》1966年頃 Shoji Kamoda “Pot, ash glaze”, c.1966 |
加守田章二《炻器面瓶》1969年頃 Shoji Kamoda “Faceted Bottle, stoneware”, c.1969 |
瀬戸 浩《青釉銀ストライプ花瓶》1989年 Hiroshi Seto “Pot, blue glaze with stripes”, 1989 |
瀬戸 浩《橙緑彩金條文壺》1977-79年頃 Hiroshi Seto “Pot, orange and green overglaze with gold stripes”, c.1977-79 |
廣崎裕哉《牙白瓷瓶子鳥文花瓶》2009年 Hiroya Hirosaki “Vase, ivor-colored porcelain with bird design”, 2009 |
小滝悦郎《白地細線紋象嵌器》1976年頃 Etsuro Kotaki “Vase, line pattern”, c.1976 |
当館学芸員による作品解説
日程:2016年1月31日(日)、 2月11日(木・祝)、3月19日(土)、 4月3日(日) ※終了いたしました
時間:午後2時~(各回30分程度)
*事前予約不要、要入館券