主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
後援:下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木、NHK宇都宮放送局、ブリティッシュ・カウンシル
平成26年度 文化庁 地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ
開催期間 | 2014年11月22日(土)-2015年3月29日(日) |
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休館日 | 月曜日(祝祭日の場合は翌日) 2014年12月25日(木)-2015年1月1日(木) |
開館時間 | [11月~1月]午前9時30分~午後4時(入館は午後3時30分まで) [2月~3月]午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
入館料 | 大人600円(550円)、小中学生300円(250円) *( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明) |
2014年5月、益子陶芸美術館は「益子国際工芸交流事業」(アーティスト・イン・レジデンス)を開始しました。初年度は、益子町とゆかりのある「イギリスの陶芸」をテーマに陶芸家を招聘(しょうへい)しています。このたび、本事業の発足を記念し、招聘作家のバックボーンとなっているイギリス現代陶芸を概観する企画展を開催する運びとなりました。
当館ではこれまでにも、大規模な回顧展となった「ルーシー・リー展」(2010年)やバーナード・リーチの流れをくむ陶芸家を本格的にとりあげた「LEACH SCHOOL」展(2013年)を開催するなど、イギリス現代陶芸のエッセンスを積極的に紹介してきました。今回は、「うつわの表現」という観点からその魅力にあらためて迫ります。
イギリス、特にロンドンは、現代アートやデザイン、音楽、ファッションの最先端が行き交う都市空間です。その中で生きる陶芸家たちは、さまざまなジャンルのアートに共鳴しながら、自然や歴史との交感を求めて土と向き合い、自らの内なる感覚をうつわの造形に託して表現しています。
本展では、ロンドンで活動する陶芸家を中心に、日本で初紹介となる作家を含む19名に注目し、およそ60の器形の作品を展覧します。洗練されたフォルムや装飾的模様、集合性といった造形上の特徴とともに、“ロンドン・スタイル”の陶芸、そしてイギリス現代陶芸が秘める豊かな精神性を体感していただきます。
さらに本展では、当館コレクションの中から、バーナード・リーチの工房(Leach Pottery)の初期に活動した作家の作品も展示します。イギリスにおけるうつわ表現の現在とともに、その原点もあわせてお楽しみください。
ゴードン・ボルドウィン Gordon Baldwin 《器の形をしたペインティング》 Painting in a Form of a Bowl 岐阜県現代陶芸美術館蔵 Museum of Modern Ceramic Art, Gifu |
マーティン・スミス Martin Smith 《円錐形の空隙》 Conical Gap - pair |
ウォルター・キーラー Walter Keeler 《水注》 Jug |
ジュリアン・ステア Julian Stair 《台座に置かれた11のカップ》 Eleven Cups on a Ground |
クリス・キーナン Chris Keenan 《石の住処》 Abode of Stones |
カリーナ・シスカート Carina Ciscato 《構築物》 Low Constructed |
サン・キム Sun Kim 《幾何学的形態の壺》 Geometric Vases |
ジャック・ドハティ Jack Doherty 《月の守護者の器》 Moon Keeper Vessel |
ジェニファー・リー Jennifer Lee Olive, smoky speckled bands, flashing, tilted |
ティナ・ヴラソプーロス Tina Vlassopulos 《アダージョ》 Adagio |
歌:鈴木初枝、伴奏:見目泰江
2014年12月23日(火・祝) 11:30~/13:30~ ※終了いたしました
会場:益子陶芸美術館中庭 入場無料
当館学芸員
2015年1月25日(日) 14:00~15:00(予定) ※終了いたしました
予約不要、参加無料(要観覧券)
*当日、開始時間までに美術館第一展示室入口にお集まりください。