湧き上がる水のごとく鮮やかなコバルトブルーが広がる大皿。濱田から学んだ塩釉の技法と、自身の縄文象嵌の技法を組み合わせた作品。鮮やかな青色の部分は炎が当たり良く溶け、茶色みがかった部分は炎があまり当たらずそれほど溶けなかった部分です。島岡は、登り窯の中で炎が良く届くところとそうでないところを把握し、その炎の動きを上手く利用することで、動的な表現に成功しました。