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銀陶角鉢

加守田章二 (1933〜1983)
1968年 高15.0 幅28.1 奥行28.5cm

1960年代に加守田章二が炻器以外に手がけたシリーズの中で重要なのは銀陶とされます。照りのない北大路魯山人の銀陶に触発され、益子の陶芸家・吉川水城(1941~2017)に技法のアドバイスを得たとされます。表面に赤絵具を塗布して高温焼成した後、銀液をかけて800度程度の弱めの火度で仕上げています。一見何気ない鉢だが、エッジの立った口や丸みのある底部など造形の細部が見どころです。銀陶はわずかしか手掛けていないとされています。