ホーム > 展覧会事業 > コレクション > 廣崎裕哉 > 牙白瓷瓶子

牙白瓷瓶子

廣崎裕哉 (1933〜2012)
高30.4 径24.8cm

光を吸収し、象牙のようになめらかな白色の磁器。単に「白磁」とするのではなく、この白色に廣崎は「牙白瓷」(げはくじ)と命名しました。中国の青磁に見られるような器形からは廣崎の古典学習の様相がうかがえ、さらに古典の優品に匹敵するような静謐さを身にまとっています。廣崎は最初陶土を用いて制作していましたが、磁土を用いたことで表現の幅が広がり、廣崎独自の表現世界の展開に成功しました。