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赤絵机上文具

濱田庄司 (1894〜1978)
1942年 筆筒:高9.7 径7.3 / 水滴:高4.5 幅12.2 奥行8.2 / 陶硯:高5.0 幅5.5 奥行4.8cm

版画家・川上澄生が1942(昭和17)年に宇都宮高等学校の教員を退職する際に、記念品として濱田庄司の文具をリクエストし、当時の栃木県立美術館館長・塚田泰三郎が濱田庄司に依頼して制作された作品です。川上の没後、長女の夫である陶芸家の吉田喜彦が所持していました。本作は筆筒、蓋付の硯、水滴の揃いものであり、すべてに赤絵が施されています。見た目が華やかであるだけでなく、軽く作られており、実用性の高い器物であることがわかります。